認定NPO法人ミューズの夢は「誰もが気軽に芸術性の高い音楽やアートに触れられる機会を増やしたい」そして「誰もが芸術的創造活動を通じて自分を自由に表現し、その喜びを分かち合える仲間と、たのしく安心して出会えるような、温もりのある環境をつくりたい」という願いのもと、2001年5月宮城県仙台市にて設立され、2002年7月に、特定非営利活動法人の認証を受けました。(法人番号：1870326368）

私たちは、設立当初より、どのようなハンディを抱えるお子さんたちも思う存分に音楽とアートを通じた芸術的創造活動を楽しめるようなサポート教育を目指し、1) それぞれの発達とニーズに寄り添った個人レッスン・グループクラスを受講できるサポート教室の運営 (仙台市春日町) と、 2) 普段さまざまなご事情でコンサート等に出かけられない皆さんに、プロの音楽家による生演奏や音楽療法士による授業をお届けする訪問活動の運営、の２つを主な活動内容としてまいりました。訪問活動は、おもに宮城県内の病院や教育機関と連携させていただきながら、毎年80〜90回程行ってまいりました。

また、2020年より、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、これまでの対面型プログラムに加え、新たにどなたもどこから(ご自宅、入院先など)でも、ミューズの夢の芸術プログラムに参加していただけるようなサポート通信プログラム「Kotori Project」も始動いたしました。本事業は、「緊急事態下における子ども及び若者による芸術創造活動の支援事業：芸術教育のユニバーサルデザインとトラウマケアに関する取り組み」として公益社団法人セーブ・ザ・チルドレンによる「休眠預金等活用法に基づく新型コロナウイルス対応緊急支援助成〜社会的脆弱性の高い子どもの支援強化事業〜」として採択され、2020年より実施しています。

20年の活動期間を経て、現在はサポート教室の生徒さんが約60名、会員が150名以上のコミュニティとなり、年間延べ350名以上を対象とした活動を継続することができております。

名前の由来

ギリシャ神話の芸術の女神ミューズはすべてのひと、すべての子どもたちが芸術を楽しむことを夢みていました。きっと今も、その願いを届けていることでしょう。