ミューズの夢 | 全国情緒障害教育研究協議会宮城大会
ハンディを持つ子どもたちのための 音楽と創作アート教室
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全国情緒障害教育研究協議会宮城大会

2019年8月8日~9日の2日間、仙台国際センターにて『第52回 全国情緒障害教育研究協議会 宮城大会』が開催されました。

今年の大会テーマは『生きること・支えるもの・楽しむこと ライフステージを見通して学校教育を考えよう~みんなでつなぐ・こころに目を向けることから始める情緒障害教育を~』とのことで、ミューズの夢オーケストラの皆さんがオープニングアクトのステージで演奏を披露(写真1)、その後のシンポジウムにも登壇いたしました(写真2)。

演奏は、メヌエットやサウンドオブミュージックなど数曲を演奏し、途中指揮の工藤先生からメンバー紹介ということで全員が挨拶いたしました。なかでも、今年の4月からオーケストラメンバーとなった松岡えみりさん(高1)は今回ミューズオケとして演奏するのは初めて。お兄さんたちのなかで緊張することなく堂々と演奏する姿にみんながファンになってしまいました!

その後のシンポジウムでは、コーディネーターの本田秀夫先生(信州大医学部子どものこころの発達医学教室教授)と澤江幸則先生(筑波大学体育系准教授)、そしてオープニングアクトでミューズオケの次に演奏を披露した笙YUUさんとお父様、ミューズの夢からは、工藤欣三郎先生、副島典子先生、阿部大河さんとお母様の薫さん、小島隆寛さんとお母様の眞弓さんが登壇いたしました。

今回のシンポジウムにあたっては、事前にミューズオケのみなさんに、『余暇活動の楽しみ方』というテーマでアンケートがなされ、当事者、家族、支援者の方々それぞれの立場から、学校卒業後に生活に必要なことは何なのか、学校時代にしていてその後につながったことは何か、学校教育に求めることは何か、などについて記入いただき、その内容は大会要項資料にも掲載され、大会参加者の皆さんにもご覧いただいたことと思います。

短い時間でしたが、それぞれのお話からライフステージを通して余暇活動の必要性を感じると共に、様々なことを体験させたいというご家族の想いに触れる機会となりました。日頃、ミューズの夢で音楽やアートを楽しんでいる皆さんの姿を身近に見ている立場からすると、当事者のみならず、ご協力を頂いているご家族・そして先生方にとっても彼らの芸術活動が大きな支えとなっているのではないかと感じています。多方面で余暇活動をはじめるきっかけがより気軽で、そして継続的な活動であってほしいと願うばかりです。(レポート:事務局菅原)